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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、国立サイバーセキュリティ・センター(NCSC)、Feryl Clark議員
- 元記事公開日:
- 2025/03/22
- 抄訳記事公開日:
- 2025/04/21
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英国サイバー業界のスキルと多様性を高める計画を大手テクノロジー企業のIBMが支援
Plans to boost skills and diversity in UK cyber backed by tech giant IBM
- 本文:
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(2025年3月22日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、国立サイバーセキュリティ・センター(National Cyber Security Centre:NCSC)、Feryl Clark議員による標記発表の概要は以下のとおり)
英国政府が、変化に向けた計画」の中核として、経済成長をもたらすオンラインサービスを保護する中、テクノロジー大手のIBMは、英国のサイバー・セクターを多様化し、若者にサイバー関連のキャリアを奨励する計画を支援してきた。
本日発表された新たな支援では、IBMはDSITおよび国立サイバーセキュリティ・センター(NCSC)と提携し、12歳から13歳の女子を対象とした英国全土のプログラムである”CyberFirst Girls”コンペティションのオンラインプラットフォームを提供することに合意した。
現在NCSCが運営する”CyberFirst Girls”コンペティションは、英国の学校向けサイバーセキュリティ・プログラムの主力であり、2017年の開始以来、全国で8万5,000人以上の学生が参加している。このプログラムは、学生たちに暗号化やネットワークから人工知能に至るまでの一連のサイバー課題を課し、スキルを養成するとともに、この分野での将来のキャリアを検討するよう促すものである。
英国のサイバー・セクターの多様性の向上は政府にとって重要な優先課題であり、現在サイバー分野の労働力に占める女性の割合はわずか17%である。この業界の平均給与は5万6,000ポンドを超え、上位20%の給与は7万3,000ポンドから35万ポンドの間である。英国企業のほぼ半数(44%)がサイバーセキュリティのスキル不足があると報告しており、次世代のサイバーセキュリティ・リーダーを確保することがこれまで以上に急務となっている。
[DW編集局]